土日は剣詩舞の本番でした。

すごく良い時間だったので、ブログにも書き残します。
今回は群舞での参加でしたが、16人という大人数で踊るのはじめだった。
私は最年少で60代から90までの大先輩達との群舞。
舞台上での“一体感”の心地よさと、それを感じながら見た景色がまだ目蓋の裏に焼き付いてる。
今回の舞台は、また1つ私にとって忘れられない時間でした。
一体感というのは舞台上だけじゃなくて、ホールが一体となっていくのを感じたこと。次元変わって宇宙と一体になってるような感じ。←語彙力ないのでニュアンス伝わって。
それを作り出しているのは躍動とかパッションとかではなく、調和の世界だった。
そして、自分達の出番のあとは、同じ会の全国一位や上位をとってるような方々で構成されたチームの演舞を見ました。
一糸乱れぬとはまさにこの事かと。
今まで見たことない世界。
日本人の本来性だったり、日本の踊りの元々の群舞はこれなんだと、昔を思い描いたり歴史を感じる時間になりました。(ちなみに剣詩舞は平安時代から始まったと言われてます)
まだまだ剣詩舞の世界ははじめたばかりで浅いけ
れど、古典芸能に触れながら日本文化の本質的な部分に少しだけ触れたような気がします。
私ね、
20歳の頃、NYに3ヶ月ダンス留学をしたの。
ブロードウェイの舞台を沢山見て思ったことは、
劇場の中の一体感がすごいということ。
お客さんは自由に声を出したりブーイングしたり、舞台と客席の線がなくて作品を見る側ではなく一緒に楽しんでいたの。この街、すごい!って興奮したのを覚えている。
そして、
日本でだったらどんなものが出来るだろう
日本での一体感ってなんだろう
と帰国したあとに
イベントをなんどかやったんだよね。
お芝居で進んでいくダンスイベント、参加型のダンス公演、客席を一枚の布繋げて皆で踊る、色々やってみたけど確信めいた答えはでなくて、そのままイベントをやることもなくなっけど。
昔の自分が追い求めていたもの。
ようやく私はまた1つの答えにえたなぁ。
(去年も1つ、日本の三大盆踊りで郡上踊りの徹夜踊りに参加して新しい一体感に出会えたけど)
舞台セットもない、あるのは刀やセンスだけ。
二つの道具を使って情景を描くの。
日本の受け継がれてきた匠な技術と精神が生み出す洗練された世界。
とても静かに力強く燃える
大きな風呂敷が会場に広がっていて
会場一体を包み込んでた。
よい時間でした。
ありがとうございました。
あぁ、また気付いたら劇場に舞い戻ってきました。
ただいま。
