

自分が作品をつくる上で
“日本の精神や文化に触れたい学びたい”と選んだ岐阜への移住。そして移住後に選んだ吟剣詩舞。
剣詩舞との出会いと思いを書きました。
広報誌は文字数制限あり短くしたのだけど、記録用にここに置きます。
岐阜にきてから、新聞(2社)もそうだけど、テレビのドキュメンタリーの話もきたりして(これはなくなったけど)、自分でプレスリリースかけたわけでもなく自然と大勢の人に向けて語る場面が何度となくあり、これも何かのタイミングかなぁと思う近頃です。
言葉で伝えるの苦手意識あったんだけど、、、、
これからは色々言葉に出していこうかな。
今年は更に熱を入れて踊りと向き合っていこうと思います。
やはり私の人生に踊りはかかせない。
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3年前、コロナが流行り始めた頃に仕事が急激に減少しました。緊急事態宣言が発令される中、私は家で書道の作品制作を始めました。作品を通じ自分自身の人生を見つめ直し、「自分は何を伝えたいのか」「日本に生まれ育ち、私には何ができるのか」と考え続けました。その過程で日本の伝統工芸や文化に興味を抱くようになりました。そして昨年、地元の神奈川を離れて岐阜に移住を決意しました。
もともとストリートダンスや舞台経験があり、移住後は古典芸能を学びたいと思っていました。歴史のあるものに触れ、日本の精神を実感し学びたいという理由からです。インターネットで調べているうちに天辰神容流の稽古の記事を見て、吟剣詩舞を知りました。インターネットで調べていたところ、大倉涼子さん(天神)の記事を読み、吟剣詩舞という踊りを知りました。調べていくうちに「これがやりたい!」と、すぐに大倉さんと連絡をとり今年の2月から吟剣詩舞を始めました。
実際に稽古場に足を運んで先輩方の踊りに触れた 時、私は「やっと出会えた」と感じました。
先輩方の踊りは美しい形だけでなく、その一振り一振りに長年の積み重ねや深みを感じました。軽やかで上品な動きに圧倒され、まるで天女のようだと見惚れたことを覚えています。
吟剣詩舞の踊りは朗読劇を見ているかのように登場人物や背景の景色が目に浮かび、とても引き込まれました。
稽古を始め、半年後の8月に本番に臨むことになりました。その日まで緊張とプレッシャーで満ちていましたが、今出来ることを100%出しきることに集中し力を注ぎましうた。
先生方の指導と先輩方からのアドバイスに支えられ、無事に本番を終えることができました。メンバーそれぞれが力を発揮し空気を作り上げる群舞の舞台はとても楽しかったです。
私の今後の目標は、「語るように踊ること」です。
情景が目に浮かぶような踊りをすることです。
たとえ一振りの手の動きでも何かを伝える表現ができるように、先生と先輩方の背中を見ながら稽古に励みたいと思います。